読書・テレビ
この番組を見ていて、高校のときの先生との会話の一部を思い出した。 先生: 「趣味は何ですか?」 私: 「天体観測です。」 先生: 「望遠鏡で?夢があっていいですね。」 このとき、既に、天体観測は「夢」がある趣味ではないことを感じていた。だから、紋切…
NHKで、新春の対談が行われていたようだ。ちょっとしか見ていないし、父と話をしながらだったので、ちゃんと聞いていない。しかし、最後に次のようなことを言っていたと思う。 利己主義とは違う個人主義。それを深めていったところにある普遍性。 「みんな違…
医者に、「社会生活のハウツー本なんかも読んでみては?」と言われ、目についた本を買った。「孫子」自身は、岩波文庫版を持っているが、その関連本として買って読んでみようと思ったのだ。「孫子」自身は、岩波文庫版を持っているが、その関連本として買って…
いろいろな欝の症状が書かれていたが、私は素人なので読んでも区別ができなかった。結局それほど違わないじゃん、という感じ。ショックだったのは、結局、どういう病気でどうしたら治るか、という点について決定打が無いということ。さらにショックだったの…
ハウルの動く城を見た。ずっと以前、宮崎駿監督は、「アニメアニメと言っている若者はあまり好きではない」というような内容の発言をしていた。そのときは、純粋に子どもが楽しめる映画を作りたいのだと理解していた。しかし、千と千尋の神隠しや、今回のハ…
序章を読んだ。若者向けの文章であるのはわかるが、甚だ違和感のある文章だ。「なめらか」「ごつごつ」という表現自身、社会に対する居心地の良さと直結している。ところが、「なめらかな」社会は不自由で、人々は「ごつごつした」社会にならないように「ヨ…
ずっと以前、テレビで、「ヤンキー」を集めて芸能人と対談させる企画があった(なんだか、そんな番組のことしか書かないような気もする。が、このような番組を見るのは希だ)。さて、その番組で、一人のヤンキーが「おれたちのぉ、服装を見てぇ、差別しないで…
先日の深夜、眠れなくてぼんやりと深夜のお笑い番組を見た。撮影会場に来ている人は爆笑である。ところが、私はというと、ひとつも笑えなかった。大体の見せ物は、単に騒いでいるか、日常の普通の場面の断片を並べているだけか、社会的弱者の真似をしている…
昨日、テレビ東京で放映された「ガイアの夜明け」では、「土地神話が復活する」という話を放送していた(日経スペシャル ガイアの夜明け : テレビ東京)。バブルが崩壊し、経営体力の弱くなった企業、あるいはつぶれた企業から安く土地を買い取り、マンション…
押えつければ押えつける程、人々は反発します。 なんだ、アメリカ映画でも1970年代に分かっていたのか。どうして今のアメリカ人は分かっていないのだろう。
仮面ライダークウガは、コスチュームやネーミングは「クワガタ」に由来しているらしい。しかし、ネーミングにはもっと別の由来があり、エンディングの歌と関連がある。それに気づいたのは、最終回の一回前であった。恐らく、制作者は、最終回まで見越して作…
最終回を改めて見た。最初に見たときには映像が暗くてわからなかったのだが、最後に映し出された熔けた鉄人の姿、そして、かすかに浮かび上がる鉄人の目の様子は、明らかに「光る物体」の回のとけていく八木の姿を意識していると思われる。自分が既に存在し…
今回の感想 ロボット対戦モノとしては、並み居るブラックオックスを片っ端からなぎ倒して欲しかった。残された謎はすべて解決したわけではなく、やはり、黒いサングラスの男関係の話は全て闇のままだ。そして、なぜ鉄人が砲弾に組み込まれ、発射準備を完了し…
ようやく見ることができた。しかし…。よく話題になる問題である。例えば、経済的な繁栄と、今、そこにある命とどちらが優先されるべきか、と、いったような問題。ちょっと表現が悪いが。例えば自動車。自動車を全て無くせば、この世から自動車による交通事故…
なぜ、最初からブツを破壊しておかなかったのか。ダンブルドアには、まだ、隠していることがあるに違いない。 なぜ、人の言葉を予言とそうでないのと、区別することができるのだろうか。 結局、これもまた、ツインピークス戦法で、謎は謎のまま終わってしま…
「この研究は…の点で重要な意義を持っている」などと能書きをかきならべるのではなく… このような記述にいくつかいきあたる。「重要性は読者が判断するものである。」「理科系の文章としては、自分の意見を書かないものである。」といった発想に基づいている…
うーん。 先週書いたように、「ツインピークス」みたいに謎がそのまま残されて終ってしまうことは個人的には嬉しくない。ある程度、謎を残した方が余韻があって良い、という考え方は、製作者側としては捨てがたい魅力があるのだろうと思う。黒いサングラスの…
サングラスの男、クロロホルムの正体については相変わらず謎。ニコポンスキーの正体は明かされたが、引き連れていた部下は何だったのか。なぜ、正太郎の家を襲わなければならなかったのか。ビッグファイアーが南の島で行った悪業とは。事実上、ほとんど進展…
日光が当たって気温が上昇すると軟らかくなる物質を回収する話。実際、日光が当たって温度変化するのにどれくらいの時間がかかるだろうか。数分でドロドロになってしまうというのは早すぎるような気がして、ざっと見積もってみる。 内部の温度は熱伝導だけで…
面白い。タナベ(プラネテス)風に言えば、幽霊や妖怪に「愛がある」。中高の時の先生に「愛すべき幽霊」が、学校の山小屋の周りに出る話を聞いたことがある。そんなことがあって欲しいと願ってしまう。
中国には、「文化大革命」という悲惨な歴史がある。当時、中国共産党の指導者だった毛沢東は、子供達を洗脳し、紅衛兵として手先に使った。伝統的なものを徹底的に破壊した文化大革命は、毛沢東の没後、反省されることとなる。さて、この紅衛兵を作り上げる…
かすかな記憶をたどると、全26話だったような。とすると、今のストーリー展開は最終回まで続く怒涛の長編ストーリーということになりそうだ。構成は大変面白くできている。今後も期待している。ただ、戦争も金儲けでしかないビッグファイアーが現れたことで…
スペースコロニーが出てくる近未来を描いたアニメーションでは、構造体を回転させて遠心力で疑似的な重力とすることが多い。腕の長さが100m の場合には、周期20秒程度で回転すれば丁度 1G (9.8m/s^2) 程度になる。さて、このような状況で、常に問題になるは…
鉄人28号が始まったときに期待したのは、正に今の話のような展開(わるもの対正太郎・鉄人)だった。「頼みましたぞ!正太郎君!」という大塚署長の声に、鼻のつまった声で「はいっ」と正太郎が応え、鉄人が敵のロボットを倒していく…。正しく、そんな展開に近…
id:atm:20040717#p2 で読んだ「教育を経済学で考える」には、id:atm:20040725#p3 に書いたような、「夢または勘違いが支える教育需要」という表現がある。今回のプラネテスでは、まさに、そのような意味での教育の残酷な画が突き付けられていた。犯人(スリ)…
3話でも話が完結しない。長い話になってきた。先が見えないのでコメントし辛いが、少なくともロボットの対戦や悪徳科学者の横暴など、一番最初にこのシリーズを初めて見たときの期待に応えてくれる内容だった。次週も期待してる。ニコポンスキーが「死んだは…
先週見逃したのが悔やまれる。船の事件のことは、先週のダイジェスト部分でもさっぱりわからず。でも、話の雰囲気からすると、敷島博士は生きているんだろうな、と、思う。ブラックオックスも敵の手に渡ったし、そろそろ、展開として、派手なロボット対戦を…
おーい。タンボの近くの空気がきれいだというのは誤解だぞ〜。農薬撒くからアレルギーのある子は大変だぞ〜。
何人かの作家の短篇サスペンスを集めたもの。こうして並べると、素材の面白さよりも翻訳で読み進む具合が明らかに違うことがわかる。宇佐川晶子氏の翻訳は大変読みやすい。古い本だけに、いくつかの話は「古典的な話」と思えるが、私のような初心者には丁度…
「批評とは結局、対象を切実に自分の内面で受け止め、問い直す作業ではないか。」 そういう態度を各人が持つことによって初めて民主主義は成り立つと思う。