為替相場について
ある種の統計手法を用いて、2007年1月4日からの為替のデータから、日本円の指標(図中緑)、米ドルの指標(図中赤)、英ポンド+米ドルの連動の指標(図中青)を抽出できたようだ。各グラフで、上にいくほど、その通貨が高く評価されていることを示す。
これを見ると、イギリスのポンドとアメリカのドルは、連動して凄まじい勢いで安くなっている(青線)。アメリカのドルの単独の事情で、それを相殺するような動きがあったが、米ドルは長期的な下落傾向にあり、それが一時的な上昇を示していたに過ぎない(赤線)。それが反転しつつあるので、ドル安は一層進むかもしれない。一方、円について目を転じると、中長期的な下落傾向が2007年半ばで食い止められ、ふらついているように見える(緑線)。そして、ここ数日は、反転傾向だ。
こうしたことから、近未来を予想すると、円高ドル安はこのあと一気に進行するかもしれない。
FX 関係者ではないので、どうでもいいことではある。